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作業日誌 う靴

気ままにコンピュータ関連の備忘録などを書きます...。

はじめてのFPGAをAmazon購入の格安ボード【ALTERA Cyclonell EP2C5T144 搭載】でやる

1. 格安中華ボード(ALTERA FPGA Cyclonell EP2C5T144)をひとまず買う

Amazonで手軽に購入できるAltera搭載の中華製のFPGAボード(¥2,000)をひとまず購入します。

2. 書き込み装置 USB Blaster も一緒に買う

Amazonじゃなくてもよいのですが、Amazonラクなので一緒に購入します。価格は¥1,000くらいです。

3. 開発環境(Altera社 QuartusⅡ)の導入

Altera社 (現在、Intelに買収済み) のFPGA開発環境 QuartusⅡ をここではWindowsPCに導入します。ググると上位に出てくる こちらのサイト が非常に丁寧でわかりやすかったです。このサイトどおりにひと通り行うと、Lチカまで完了することができます。

4. 不揮発性メモリ(フラッシュ・メモリ)への書き込み方法

FPGAは(3.の手順通りに)普通に書き込んだ場合、開発ボードの電源を1回落とすと、設計した回路データが消えてしまいます。それは非常に面倒なので、電源を入れるたびごとに書き込みデータが消失しないよう、フラッシュ・メモリに FPGA 回路データを事前にプログラミングしておく必要があります。

・そうすると、電源投入時に自動でフラッシュ・メモリからFPGAのほうにコンフィグレーションが行われ、FPGA内部の回路データを常に保持することができます。

以下の手順①~⑧が、FPGA の回路データ(コンフィギュレーション・データ)のフラッシュ・メモリへの書き込み手順です。(※この手順では、このサイトもとても参考になりますので、それを今回用いる中華製評価ボード専用の設定に書き換える感じで、以下記事を書いていきます。) ①ウィンドウ上部のメニューバーから "File" -> "Convert Programming File" を選択。

②下図のようなウィンドウが開くので、"Programming file type" と "Configuration device" と "Mode" を設定する。("File name"の箇所はディレクトリもファイル名も任意でOK) 図1.png

③同様のウィンドウの"Input file to convert" の箇所で、"Flash Loader" をクリックしてアクティブにし、"Add Device..."を選択後、デバイス名"CyclonⅡ" の"EP2C5"を選択する。

④同様のウィンドウの"Input file to convert" の箇所で、"SOF Data" をクリックしてアクティブにし、"Add File..."を選択後、自分のファイル(ファイル名.sof)を選択する。(例としてこの図では、ファイル名は"vhdl1.sof") 図3.png

⑤そして、"Generate"ボタンをクリックして、専用のファイル(ファイル名.jic)を作成!

⑥メインウィンドウに戻って、上部メニューバーの "Tool" -> "Programmer" を選択し、ウィンドウを開く。

⑦下図のようなウィンドウで、左の"Add File..." から、先ほど手順⑤で作成したファイル(ファイル名.jic)を選択し読み込む。

kakikomi3.JPG

⑧"Program/Configure"にレ点(チェック)を入れ、左上の"Start"で書き込み開始!! Progress=100%で緑色になれば、書き込み成功!!

ためしに一度電源を切って入れてみても、 回路情報が保持されています。 おつかれさまでした!(^^)!

5. 最後に

※回路図等ボード情報詳細はココで拾えます